ビデオカメラ

作品集: 最新 投稿日時: 2010/03/20 23:57:35 更新日時: 2010/04/07 00:24:20 評価: 11/12 POINT: 65 SPPOINT: 46 Rate: 1.50
 場所には意味がある。
 例えば、寺子屋が人里の中に位置しているのは、訪れる人間の子供たちの住む場所が人里であるからだ。
 お茶屋が人里や道中にぽつねんと店を開いているのも、団子や茶を求める人が通りすぎる場所だからである。
 同様に考えるならば、道具屋が位置するべき場所とは、寺子屋とも八百屋とも変わらない人が多く住む場所の近くだろう。
 その意味で、この"香霖堂"と銘を打たれた道具屋は何か意味を履き違えてると思われるだろう。
 人里から気軽に行くというには、多少距離が離れすぎていて、割合安全と言えど行き来の間に妖怪に出会わない可能性が全くないとは限らない。
 さらに、店のすぐ近くには魔法の森と呼ばれる、常に禍々しい妖気と人に害を成す瘴気に満ちた森が広がっている。
 この悪条件に悪条件を重ねた条件で、この道具屋に好んで訪れる者など、常識はずれの風変わりくらいだろう。

 ただ、この道具屋に置かれている商品が、酔狂な趣味に由来するもので、この世界の常識から外れたものであることを考えるなら、この道具屋の店主、森近霖之助の道具屋をこんな場所に構えた意図も見えてくるかもしれない。
 香霖堂には常識はずれの風変わりが訪れる。
 今日か、明日か、もっと先か、前触れもなく。
 
  ***
 
 香霖堂の店内には用途不明ならぬ使用方法不明のアイテムが並んでいる。
 正確には並んでいるというほど整理整頓されていないのだが、この問題が解決される見込みはない。
 店主である霖之助が珍しいアイテムが雑然と置かれている様子に一種の味を見出しているのか、または手元にある時点で満足しているのか、どちらかの理由か、それとも両方ともの理由である。
 霖之助の店主としての主な仕事は、散らかった店内で客を待つ、ということだが、霖之助はよくその仕事すら放棄している。
「――――……ーい」
 霖之助は店内の奥にある居間で、外の本を山積みにして思考に没頭している。
 積み上げられた本は全て同じ種類で、一般的に言う書籍とは一風変わっていた。それは中身の挿絵と文字の割合が逆転したかのような"商品カタログ"という名前の本だ。
 ただし、彼の思考は商品そのものではなく、このカタログという体裁そのものに縛り付けられていた。
 本としての内容はページ数が元々少ないとは言え、商品の紹介ということにだけ絞られている。この本の中に、商品を主観的な評価をする記述、例えばその商品を過度に評価する記述などはない。
 また、客観的に性能を評価した記述もわかった気にさせるだけの内容でしかなく、性能の原理や評価方法も記述されていない。
「――――おーい」
 本来、技術を伝える場合は、それが正しい性能を発揮している物なのか、従来のものとは何が違うのかなどの説明が必要不可欠である。
 様々な商品カタログを見比べてみても、どれもその部分の説明が不足している。というより、意図的に避けている様子すらある。
 つまり、この説明を外の人間は蔑ろにしても商品を買うか買わないか決めるには一向に問題ない、ということになる。
 それは何故か、彼はこの議題について一刻ほど費やし、今に至っている。
 見る人が見れば、実に無駄な時間の使い道だが、これは彼なりの娯楽だ。迷惑をかけていない以上、批難される謂れはない。
「――……ないのかー、こー……」
 かかっている迷惑といえば、彼自身と彼の道具屋くらいである。
 しかし、一刻かけただけあって、彼の中で思考がまとまりつつあった。
 説明が不足しても、買い手がいるであろう理由。
 それは、この商品を提供する店自体の信用が桁外れに強固である、というではないだろうか。ならば、今更詳細を記述したところで意味はない。その分、より購買意欲をそそるような記事にすることに注力することが出来る。
「――……りん! おい、この――……来てやったぜ!」
 それほどの商品への信頼を実現するとは、外の人間の店主には相当な傑物が揃っているらしい。
 もしやすると、この商品カタログが刷られたときの外の世界では、商人とは集団の中で最も秀でた者が就くことが望まれる職業だったのかもしれない。
 そう思うと、彼も商売人の端くれとして、何やら胸を張りたい気分にもなる。
 何しろ、カタログとはある商品に対して明るくない客への紹介記事であるのだから、初めて出会うモノを無条件に信用させるのだ。無条件の信用を勝ち取る店主の胆力、人間一人で持ち合わせるには枠が足りないほどの―――
「おい! 折角、人が訪ねてきているってのに、なんだその態度は!」
 霖之助の思考は、頭の揺れる衝撃で強制的に断ち切られた。
 頭の揺れる衝撃とは、来客に気付かないことに気を損ねた客自身によるものであり、その客とは本人は紛れもなく客人のつもりのようだが、香霖堂の商品を平気で勝手に持ち出すような主と客の関係とは大きく逸脱した香霖堂常連の少女であった。
 いくら呼んでも店に姿を見せず、奥の居間で自分の世界に閉じこもって自分に気付きもしない霖之助への溜飲はもう下がった。
 少女は彼の頭を叩いた手で、軽く拳を作ってみせ胸をどんと叩く。
「普通の魔法使いこと、霧雨魔理沙さんの来訪だぜ」
 魔理沙は弧の字を作った口元から、音を立てて、ひひひ、と嬉しそうに笑った。
 自分らしい、すとんと落ち着くような心地だ。こんな悪戯が成功したかのような笑顔で、登場するのが一番自分に相応しい。
 相手の反応うんぬんではなく、自分の気に入った所作が自然にできたなら、中々に気持ちの良い物だ。
「魔理沙、女の子はもっと上品に笑うものだよ」
 まあだからと言って、茶々を入れられて気持ちのいいわけがないのだが。
 相変わらず、ここの店主は気が効かない。

「それで、わざわざ店の方に呼ぶなんてどうかしたかい?」
 霖之助を居間ではなく店の方に来ることを促す魔理沙に、霖之助は腰を浮かしながら声をかけた。
 他所の家の居間には入りづらい……、なんて感覚は魔理沙には無い。また、霖之助も無いだろうと思っている。
 事実、居間で雑談を始めて、そのまま夕食を済ませてしまうことも少なくない。
 今回に限ってわざわざ店に戻ることを要求された霖之助は、いくつかの推論を立てつつ魔理沙の後を追った。
「へへへ、そんな口聞いていいのか? 今日のガラクタはタダのガラクタじゃないぜ」
「ガラクタを買い取るつもりはないよ」
 売り物の大きな壷に腰掛けた魔理沙は、にやついて霖之助の方を見ている。
 霖之助はそんなにやけ顔にため息をつきつつ、よくもまあコロコロ表情が変わるものだと感心すらしてしまう。これも少女と呼ばれる年頃の成せる業なのだろう、と完結させた。
「"無料"で引き取れって言ってるわけじゃない、まあそう言わずに見てみろって」
 霖之助の大方の予想通り、魔理沙は何か珍しい者を手に入れ、道具屋の主に見せに来たようだ。
 正確には鑑定をさせた上で、自分に不要なものなら売りつけという魂胆である。自分に有用なものなら鑑定をさせるだけさせて箒にまたがり飛び出す腹積もりだ。
 無論、こんな魂胆を霖之助は見透かしているが、魔理沙に不要で自分にとって有用ならこれ以上のことはない、と割り切って魔理沙の持ってきたモノに目をやった。
「なんだ、ビデオカメラじゃないか」
 ビデオカメラは香霖堂の中でもバリエーションの多い、有り触れた商品のうちの一つだ。
 天狗の持っている写真機とほぼ同じようなサイズをした薄い直方体の形をしたものが最新のビデオカメラとして香霖堂では置かれている。。
 今回の魔理沙が持ってきたビデオカメラは、覗き口と撮影する対象に向けるレンズが一個ずつ、扉のように開閉する機構と持ちやすくするための布が巻いてある。
 全体としては拳二つ分以上の大きさがあり、ちょっとした鈍器に使えそうなくらいの重さのある黒光りしたビデオカメラだ。
 総合すると、香霖堂の中でも旧式に分類されるようなビデオカメラであった。
 流石に相手が恩師の娘であろうと、霖之助はこれを買い取る気にはなれない。
「魔理沙、これは……」
「急いては弾幕を避け損ねるって言うだろ?」
 さて、どう突っ返すか、と霖之助が言葉を練っていたところで、にやけ顔を保つ魔理沙が口を挟んだ。
 魔理沙は霖之助の目の前からビデオカメラを取り上げ、手元で何かの操作をし、霖之助に見せ付けるように角度を変える。
「タダの、ビデオカメラじゃないぜ。このビデオカメラは」
 そう言われたものの、言葉の意図が霖之助にはすぎに伝わらなかった。
 見せ付けられたところで、大きな変化を見つけることができなかったからだ。
 ん? いや……よく見ると、魔理沙が霖之助の真正面に来るように近づけた部分、用途不明の半球体の小さな突起のある部分、
「正真正銘の普通のビデオカメラだ」
 その部分が赤く光っていた。
 魔法の光でも、太陽の反射でもない。それらとは違う、別種の光だ。
 ビデオカメラに、自然に生まれることのない光が宿っている、ということはつまり――
「正常に、通常通りに動作するのか。このビデオカメラは」
 これは数ある香霖堂のビデオカメラの中で、初めての出来事だった。
 霖之助は思わず、差し出されたビデオカメラを魔理沙の手ごと両手で掴んだ。動作しているという事実に気付くのが遅れたせいか、彼らしからぬ動揺の大きさだ。
 その動揺に魔理沙は、にやけ顔を少し別の形に変えて笑った。
 
  ***
 
 気を取り直して、霖之助はビデオカメラを発見したときの経緯やビデオカメラを起動させたときのことについて詳しく話を聞きだしていた。
 最初は、説明の一つ一つにちょくちょく質問を重ね、その回答の上にさらに質問を重ねるなどいささか前のめりすぎる質疑応答になっていたが、途中からは力の抜けたものとなっていった。
「つまり、このビデオカメラを見つけたのも偶然、起動させたのも偶然……というかな」
「日頃のおこないがいいんだな」
 肯定、要するにこの発見は徹頭徹尾、運に因るものだった。霖之助はそう結論付け、心中でため息をついた。
 特殊な起動法や、特定の発見のタイミングや場所だったりすると、今後も同じように"生きた道具"が見つかる可能性があったのだが、話を聞く限り、今回の発見は魔理沙の行動範囲内の偶然に起こった出来事でしかない。

 しかし、嬉しい発見であったことには変わりない。
 霖之助は自身の"道具の名前と用途が判る程度の能力"により、ビデオカメラが「ビデオカメラ」であり、「動画(時間の連続した画像)を撮影する機械」ということはわかる。
 ただし、用途を満足に満たす使い方まではわからない。
 つまり、今回のように未知の道具が使用できる状態で手に入るというケースは、彼にとって願ってもない機会なのである。
 大抵の場合、幻想郷に流れ着く道具とは廃棄寸前だったり、既に壊れたりしているものが多い。時代遅れになって忘れられたものの場合、まだ使える状態であることもあるのでマシな部類になる。
 どうやら外の世界の道具は、充電器やコンセントという別の道具によって、動力源を得ている、または動力を道具の内に蓄えることが多い。
 このような最低限に一歩足りていない程度の知識は、幻想郷にやってきた霊夢ではない方の巫女などによって、霖之助の頭にも入っていた。
 要するに、このビデオカメラは充分に動力を蓄えた状態で、幻想郷に流れ着いたのだろうという推測を立てることができる。
 しかし、こんなことがわかったところで、
「しかし、どうやって動画ってのを閉じ込めるんだ、こいつは」
「……」
 最大の問題は解決しない。
 いくら力を蓄えた状態と言っても、有限であることには変わりはない。虱潰しに色々な操作をしてみるしかないとは言え、できる限り動力の消費は抑えたいところだ。
 さしあたっての霖之助の仕事は、腕を組んで思考を巡らしつつ、魔理沙が下手なことをして壊したりしないか監視をする、となる。
 魔理沙は何度か霖之助に確認を取りつつ、ビデオカメラの動力を消費させないように弄繰り回している。開閉する小さなドアの部分を無駄に開閉したりや、ボタンと呼ばれる道具に合図を送る機構を凝視したりと様々だ。
 時々目線をこちらに向けるし、きちんと確認もとる。これなら下手なことはしないだろう。
 霖之助は実物を触ることは魔理沙に任せ、操作方法を解き明かそう思考に集中しようとした。
 いや、そもそも全く未知の道具というわけではないのだ。機械やからくりのスペシャリストである河童や件の巫女にも協力を仰げないだろうか。
 特にあの巫女の少女ならば、元より操作方法を知っていても不思議ではない。
 わざわざ彼女を呼びに妖怪の山まで行くのはかなりの手間になるが、次の機会があるとも限らない。惜しむべきは手間ではない。
 霖之助はそうと決め、魔理沙に彼女を呼びに行ってもらうように頼むしかあるまいと思案する。
 魔理沙もどういうわけか、今回はやけに協力的だ。
 とは言え、頼めば聞いてくれる、とまで考えるのは図々しいだろう、と霖之助は自分を律した。
「魔理沙」
「ん?」
 レンズを覗き込んでいた魔理沙が顔を上げて、ただ機嫌がいいというのとは違う微笑で振り向いた。
 自分を呼びつけたときとも違う。
 宝物を見せ渋るにやけ顔とも違う。
 いつからこんな表情もするようになったのか、という感想が一番最初。
 その次には、よくもまあ、と先程と同じ感想を違う思いで霖之助は抱いた。魔理沙は少しだけ何故、名前をよばれたのかわからないという疑問の色を少し濃くした目で霖之助を見ていた。
 一拍置いて、別のことに気を取られていた頼みごとを、どう切り出せばいいのやら霖之助は出鼻をくじかれた思いで考え込む。
 どうも今日は調子がよくないな。
 
 どちらが早かったか。
 店内に響いた魔理沙のでも霖之助のでもない声と、ビデオカメラが宙に浮いた腕に奪い去られたことのどちらが。
「あら、懐かしい香りのする素敵なカメラですこと」
 肘の少し上までだけの姿の腕は、白い長手袋をつけ、霖之助の隣に誰かがいるかのような位置から伸びてきている。腕の先には手に取られたビデオカメラが、腕の付け根には何もない空間とヒビのような傷口のような線が走っている。
 しかし、あるべき身体はない。だれかがそこにいるという感覚はある。
 その感覚が徐々に大きくなり、霖之助と魔理沙が気を取り直すと、それが誰の仕業なのかは言うまでも無かった。
「使い方が知りたいのなら、いつでも教えて差し上げますのに」
 現れてほしい時に姿を現すとは実に珍しい、と霖之助は思った。
「相変わらず、間の悪い奴だ」
 壷の上に座りなおしながら、微笑をかき消して、ため息をつきながら魔理沙が呟いた。
 霖之助にも聞こえた呟きが言い終わるころには、彼女の長いスカートの裾が空間の傷口、スキマから抜け出きったところだった。
「私はいつだって、そんなつもりはないのだけれどね」
 店内で開くには大きすぎる傘を畳みながら、やんわりと否定する彼女に、魔理沙はどうだか、と言わんばかりに鼻を鳴らして対抗する。
 ふて腐れた魔理沙をからかっているのかそうでないのか、彼女は霖之助の方に笑いかけてくる。
 霖之助にとっては、苦手意識のある相手から笑いかけられても、何を企んでいるのかわからなくて気味が悪い、としか感じられない。
 それにしても、彼女は何をしに現れたのか。まさか、こんなところまで暇つぶしということもあるまい。
 霖之助と魔理沙が同じ考えを抱いて、彼女の一挙一動に注視する。
「話が早いようで助かりますわ」
 疑念を一身に受けながら、二人の考えを見透かした上で、八雲紫は含み笑いで応える。
 先程、上品でない、と魔理沙の笑い方をたしなめたが、こんな不安を抱かせる笑顔よりはよっぽどいい、と霖之助は少し反省をした。
「ここからいなくなるのも早いようだと助かりますわ」
「用事が帰ったら、お暇しますわ」
 口の端を吊り上げた意地の悪い笑顔に、涼しい顔で受けてみせる。
 軽口を叩く魔理沙が努めて平静を保とうとしていることなど、紫には筒抜けである。
 ただ、魔理沙の性格を嫌いでない、どちらかというと好ましくさえ思う紫にとって、微笑ましい一幕に過ぎない。
 挑発すれば柳のように受け流される。その上、時には平気でとんでもないことをしでかす。魔理沙にとって八雲紫とは、友人の巫女に近い掴みどころのなさに、毒をたらしたかのように感じるのだ。
「……それで、そのビデオカメラに何か?」
 その一幕を傍から見ていた霖之助から見れば、用事さえ終われば帰ってもらえるのは、魅力的にすら感じる。
 古道具屋、香霖堂の店主としては上客なのだが、心構えもなしに会っていて楽しい相手ではない。
 ならば、さっさと話を進めてしまうに限る、と霖之助は方針を決定した。
「そう。このビデオカメラ、少しの間貸してくださらない?」
「少しの間?」
 ビデオカメラを貸す、とはどういうことなのか。幻想郷の管理者として、このビデオカメラに何かあるというのだろうか。
 だとするならば、これは好機と捉えることも正念場と捉えることもできる。
 紫が個別の対象に執着していること自体がそうそうないのだから。少なくとも、またとない機会であることは間違いない、と霖之助は判断した。
「そうね、スペルカード一枚分ほどの時間」
 実にわかりづらい。
「あなたにとっては、お茶を味わって二口ほど飲む時間」
 それ……でも、なおわかりづらい。
 理解力が足りなくて、届かない感覚を霖之助は覚える。
 むしろ届かないのは理解力の大きさの問題ではなく、対応する角度の問題なのかもしれない。
「して、その間に貴方は何を?」
 まともな返答が得られるとも限らない。
 人間と妖怪は似ていて異なる。半人半妖の霖之助の存在そのものが似ていることを肯定し、霖之助の生き方そのものが異なることを肯定している。
 人間と妖怪が十全な意思疎通をおこなうことは難しい。
「いえ、ただこのビデオの中にある、ある動画を消してしまうだけですよ」
「動画を、消す? 開け放つとか開放するとかじゃないのか?」
 動画を消す、という考え方に馴染みのない魔理沙が自分の意見を述べる。
 これは、ビデオカメラとは写した人や物を内部に取り込むものである、と魔理沙が認識しているからだ。
 魔理沙よりは、この手の考え方に明るい霖之助が説明をしようと思ったが、すぐ隣に正しく理解しているだろう相手がいるので、口を噤んだ。
「ある意味では、正しい表現ね。今私が言っているのは動画を捨てる、と言いたいだけよ」
「捨てる、なるほどそれなら何となくわかるぜ」
 ある意味では正しい、どういう意味なのか、この部分が正しく理解しているものとそうでないものの差だろう。
 霖之助の疑問がまた一つ胸の内で積み重なる。
 この場合の正しい表現とは、どういうことなのか。
 しかし、それを考えることは数十年先だってできる。
「それは困る。僕たちは、今からそのビデオカメラを調べようと思っていたんだ」
「そうそう、私が解き明かして、香霖が慌てふためくところだったんだ」
 息を吸うように適当なことを言う奴だ。
 実のところ、ビデオカメラにどんな動画が詰まっていても、霖之助がおこなうつもりだった調査に関係はない。使い方を調べたいだけで、このビデオカメラの持つ動画という情報には興味はない。
 このことに言及してくれなかっただけ、魔理沙の法螺には価値があった。
 やっと交渉を始める土俵には立てた。あとは、商売人らしくどうやって安く買い叩くという交渉だ。
「では交渉成立」
「は?」
 紫の左手が伸びて、霖之助の額に触れる。
「あ!」
 突飛な発言に驚いていた霖之助は、そのまま紫に触れられる。
 紫の能力を使うまでもなく、左手の伸びてくる動作は子供でも避けれるような速度だった。ただ、肩の向いている角度を変えて肘を伸ばしただけだ。
 最初から霖之助の隣に現れたのも、もしやするとこのことを想定して、手間を減らすためだったのかもしれない。
「成立……?」
「ええ、開始でも決裂でもなく」
 左手が額から離れると、ようやく霖之助は疑問を口にすることができた。
 成立も何もまだ合意は何一つない上に、こちらの条件すら提示していない。そんな状態の成立なぞ、紫側の都合を押し付けられたのに過ぎない。
「もしかして、今ので香霖が被弾した、とか言わないだろうな」
 いつの間にか立ち上がり、トレードマークの黒い三角帽子を被った魔理沙が紫の正面に立つ。
 次は自分の番だと行動で示す魔理沙に、紫はまさか、と否定した。
「それこそ弾幕ごっこのルールの無視でしょう」
 呆れるでもなく、怒るのでもなく、紫は淡々と薄い笑顔を浮かべる。
「もう対価は支払い済み、今度はこちらの用事を済まさせてもらいますか?」
 問答に興味はなく、はっきりと答える気もないのに、紫は自分の理屈で物事を進めていく。
 事実、紫のペースが場のペースであり、魔理沙も霖之助も流されてばかりだ。
「急いては弾幕も避け損ねる、ぜ?」
「当たる前に済ませてしまうなら、問題ないでしょう」
 既に紫は、二人に一瞥もくれることもなく、ビデオカメラの操作している。
 魔理沙に比べて、霖之助からは紫の手元がよく見えた。
 動画を削除する、という要求に偽りはないようだ。動画の日付と、サムネイルを確認して削除していくのが霖之助には紫の操作からわかった。
 この調子ならすぐに作業は終わるだろうと、霖之助はわざわざ操作している様を見るまでもないと視線を外した。
 峠を越えた心地で一息つく。強張った余計な力が吐息と共に抜けていく感覚を思い出して、小さく息を吸う。
 そこで、気付いた。
 霖之助は自分が今、何を理解していたか。
 紫の指先の動きからから、どんな操作がされていたのかを半ば確信に近い類推をしていた。違和感なく、持っていて当然の知識のように。
「支払いもきちんと済んだようで」
 ビデオカメラの操作をしていたはずの紫は、とうに作業を終え、肝心のビデオカメラは魔理沙の手の中にあった。
 霖之助は紫に支払われた対価についてようやく理解し、紫はそれをもって支払いが済んだ、とした。
 強制的に相手に知識を詰め込む、そんなことも彼女はできるらしい。
「ようでって何だよ、それにスペルカード一枚分にしては長いぜ」
「耐久型のスペルなのよ」
 弾幕結界みたいのね、と紫は付け加える。
「理解が早いと助かりますわ」
「確かにいただきました」
 予定とは違った形で、霖之助の体から力が抜けた。半分妖怪と妖怪の賢者、半分どころか一割も理解できる気がしない。
 魔理沙は、霖之助の発言に納得がいない様子だが、この状況で蚊帳の外になるのは仕方ない。
「魔理沙」
 あとできちんと、説明するという意を込めて霖之助が名前を呼ぶと、食って掛かりそうだった魔理沙は渋々と引き下がった。
 紫がよく躾けられたペットと聞き分けの悪い子供の両方を想像したことを、勿論二人は知る由もない。
 音もなく自然と口元がくすりとほころんだ。
 そのお礼というわけでもないが、紫はおまけに一つだけ付け加える。
「それとそのビデオカメラ、元々音声を記録する機能がないみたいね」
 音声を記録しない、つまりどんなに騒がしい場所で動画を撮影しても常に無音の動画しか撮影できないということになる。
 魔理沙は小さく「え」と動揺するくらいには、残念だったようだが、霖之助には特に関心はないようだった。
 彼にとってはビデオカメラを有効活用すること自体は大きな問題ではない。
 どちらかと言うと、親子のようだと紫の目には映った。
「それでは、ご免あそばせ」
 満足した紫は、別れの挨拶を告げ、約束通り早々にお暇することにした。
 紫が扉を跨ぐように一歩踏み出すと、空間についた傷が紫を丸呑みするかのように覆い隠した。
 傷口が丸まるように一点に集まると、痕跡一つ残さず八雲紫は、香霖堂から姿を消した。
「ご利用……ありがとうございました」
「何言ってんだ、香霖」
 終始手玉に取られっぱなしだった二人の別れの返事は、あまりに遅かった。
 
  ***
 
 霖之助は改めて覚えた操作法を一から復唱し、メモをとることにした。
 知識が頭の中に勝手に入っているような感覚で、時間を空けるとすぐに忘れてしまう、と判断したからだ。
「一番大きなボタンを押して、撮影開始。もう一度押すと、撮影終了」
 メモを取りながら呟かれる霖之助の言葉を参考に、魔理沙は実際にビデオカメラを操作している。
 相談して役割分担したわけではないが、動くかどうか試す必要もあり、好都合だったため霖之助も黙認している。
 実際のところ、こうしている内にも頭からいくつかの詳細が抜け出ていることが霖之助にもわかった。
 動画編集、撮影モード、明度調整……普段聞きなれない言葉から、靄がかかっていくのが見えるようだった。
 紫がどんな範囲の知識を霖之助に与えたかは、霖之助本人ですら定かではないが、少しでも現代の外の世界の知識が得れる機会を見逃す手はない。
「えーこちらに見えますのが、"骨伝導ヘッドホン"という"身体の骨を通して音を伝える"装置になります」
 意識すればするほど、溺れてしまいそうな情報量が自分の中にあることに、霖之助は一種の感動を覚えていた。霖之助が香霖堂を開いた理由には収集癖だけでなく知識欲も大いに関係している。
 今はその知識欲を困るほど満たせているのだが、多少頭が疲れても苦しさは感じなかった。
「ですが、現在はこの骨伝導ヘッドホン用の音を集める方法がわからないため、耳あてとして使う方法をお勧めしています」
 単純な知識ではあるが、早送り、巻き戻しと言った用語もメモしておいた方がいいかもしれない。
 そう考えると、作業量は今よりも増える。後から、紫が現れる前の森近霖之助にも、予め知識のないような相手にも伝わるようにしなくてはならない。
 つまり学術書を一本まるまる書き上げるようなものだ。
「お次に見えますのが、"ゲーム用コントローラ"という"自分の分身を操る程度の能力"をもつアイテムになります」
 ビデオテープという記憶媒体についての説明も、必要だと霖之助は思いついた。
 この記憶媒体という物を一度知ってしまえば、店にあるいくつかの商品の使い方も見えてくるかもしれない。
「ただし、自分の分身を生み出す魔法が見つかっていないため、フレイルやヌンチャクのように振り回すように使う遊び方をお勧めします」
 録画、上書き、シーク機能、冒頭サーチ機能……。
「お隣の棚の最上段にありますのは、"ドリームキャs――」
「何をやっているんだ、魔理沙」
 無視しようと思っていたのに、霖之助はつい話しかけてしまった。
 さっきまでビデオカメラの調査を手伝っていたと言うのに、目を放した隙にすぐ別のことを始めていた。
「何って、香霖堂の宣伝用動画だぜ」
「きみは……せめて、良いところを宣伝してくれないか?」
 霖之助は魔理沙を過大評価もしなければ、過小評価もしない。
 魔理沙がまさか本当に宣伝動画として役立つとは思っているわけはないし、楽しそうであることは間違いない。だから、敢えて後に続くような返答をした。
 芳しい反応により一層気を良くしたのか、魔理沙ははにかんだような笑顔で棚を見渡す。
「そうだな、この"懐中電灯"は便利だったな」
「ある日を境に、ただの棒きれになったがね」
 霖之助の見立てでは、動力かそれとも電球と呼ばれる部品が消耗したせいだ。今にして思えば、動作していたときにもっと詳細に観察しているべきだった、と後悔している。
「んー、なら普通の魔法使い、霧雨魔理沙さんに会うことができるな」
 良いところ、とは言い切れまい。
 それに、魔理沙は毎日香霖堂を訪れるわけではないので、その宣伝文句は詐欺に近い。
 不満か、と魔理沙が聞き、霖之助は今考えた言葉を、正しく伝わるようにしつつ、正しさを損なわないのを条件にできるだけ優しく伝えた。
「そっか、じゃあこんなのはどうだ?」
 ビデオカメラを持ったまま魔理沙が、霖之助の方を向く。レンズの方向は魔理沙の足元を指している。
 何が起こるのかと、霖之助が身構える。
「とうっ」
 身構えるのを確認した魔理沙は、胸に飛び込むように駆け出した。
 その動作を見越して、数年前の魔理沙を思い出しつつ、魔理沙を受け入れるように霖之助はさらに身構えなおした。
「甘いぜ!」
「ぐえっ」
 胸で受け止めるつもりだった霖之助の予想を裏切り、魔理沙は霖之助の顎と首の間に手をかけ、首を中心に体をぐるんと翻した。
 少女の力とは言え、結構苦しいものである。
「こちら香霖堂の伊達男と伊達女、森近――ん。違う、逆か」
 ビデオカメラを自分の姿を写すように手首を捻って、レンズの向きを逆にする。
 ついでと言わんばかりに魔理沙は、霖之助を睨む。今にも触れてしまいそうな顔と顔の距離で。
「ほら、香霖が私に言ったんだぜ? 香霖ならちゃんと男らしく笑えよ」
 根に持ってたか、と霖之助は思ったが、何となく言うのが気が引けて黙って、レンズの方を見た。
 ここで下手に前言を撤回するのも悔しいものだ。
 しかし、らしく笑えと言った魔理沙が、どんな表情をしたのか、これを知らないのは多少残念だったかもしれない。

 香霖堂の偽宣伝動画の撮影も終わり、魔理沙がそろそろ帰ると言い出した。
「逢魔が時の前に帰る妖怪なんて珍しいもんだ」
 なんの話をしているのか、と霖之助は燻しかんだが、魔理沙の後姿の隙間から見える外の光景を見て納得した。
 特別綺麗でも何でもない、鮮やかな暖色でいつも通りの
 紫に与えられた知識の影響か、グレデーションという言葉が一瞬霖之助の頭の中に浮かんだが、次の瞬間にはどんな意味なのかわからなくなっていた。
 霖之助様々な知識を身につける、またとない機会を逃したことに気付いた。
 だが、わからない言葉を調べる作業も悪くない。
 そう考えながら、霖之助は魔理沙を見送った。
 
  ***
 
 魔理沙が帰った後の香霖堂は静かだ。
 寂しいとかそういう感情とは違い、魔理沙の騒がしかった余韻が妙に心地良い。本人に言うわけにはいかないから、これは僕だけの秘密だ。
 それに今回は、ちょっとした娯楽もある。
 簡単な使い方くらいならわかったビデオカメラと、その中に偽宣伝動画も詰まっている。
 まずは偽宣伝動画を見てみようと思って電源を入れる。
 
 僕の思うとおりならば、魔理沙は一つ勘違いをしている。
 それが正解だったということは、適当に巻き戻し、再生してみるとすぐにわかった。
 時間で言えば、魔理沙が店内を歩き回っていた時の映像だが、そこに映っているのは香霖堂の店内ではなく魔理沙の顔だ。
 魔理沙はこのビデオカメラを、右手に持って撮影していたが、これは左手で撮るビデオカメラなのだ。音声が記録できず、左利き用に誂えられたビデオカメラ。
 もしかすると、特注で作られた世界に一つだけのビデオカメラだったのかもしれない。
 そんなものが幻想郷に流れ着いてしまう、ということに多少何かを感ぜずにはいられないが、僕には関係のない話だ。
 幸い魔理沙がビデオカメラの撮影方法を知らなかったおかげで、真剣にレンズの向き先に集中している魔理沙の顔がカメラには残っている。
「これじゃあ使えやしないな」
 音の一つもない宣伝動画、映っているのは店とは関係のない少女の表情だ。
 慣れない撮影に動画は右に左に、歩くたびに画面は揺れるため、見れたものではない。
 しかし、音が入っていないのは残念だ。
 もしやすると、自分の知識を復唱した声や、楽しげな魔理沙の声も混じっていたかもしれないのに。
 ころころ変わる表情を見ていると、終りが近くなってきた。
 視界が大きく揺れ、香霖堂の床が写される。ほとんど真っ暗で何も見えないその映像は、その後に続く光景の合図だ。
 跳びかかる魔理沙に従って、画面は壊れたかのように揺れる揺れる。
 さて、ようやく収まったかと思ったら、苦しそうな僕の顔が見えた。だが、それも一瞬で、すぐに見切れて画面が魔理沙に寄ってしまっている。
 本来は、二人とも写すともつもりだったのが角度を失敗したのだろう。苦しそうな状態を心配する魔理沙。
 どうやら大丈夫そうで安心したきみ。
 ついでに、やれやれと言わんばかりの僕の姿も見える。
 そして口が動く。
『こちら香霖堂の伊達男と伊達女』
 きみが、くすりと笑う音が聞こえたような気がした。
 また香霖堂に、非売品が増える。
投稿がギリギリすぎて情けないです。
東方SS二回目、あまり大きくなりすぎない話を書いてみました。
そのため逆にお題の使い方と物語りはありきたりかもしれませんが、こんな文章まで読んでいただいた貴方に感謝を申し上げます。

  ***

4月6日更新
多数の感想と得点をいただきまして、自分の実力には見合わないくらいの閲覧者と順位に恵まれました。
ありがとうございます。やっぱりこんぺっていいですね。
このすぐ上の「あとがき」欄にすら誤字があり、どうしようかと思いましたが、あえて放置。もっと余裕をもった執筆プランを、ということで教訓にしたいと思います。

感想には個別に返信いたしますが、一応総括として言い訳を。
香霖堂を自分なりに書こう、あと魔理沙も可愛くするよな!常識的に考えて……という頭の悪いテーマで書き始めた今回の作品です。
実質2日で書いた作品で、遅筆とは言え30KBなら書けるペースなのですが、プロットおよびネーム段階ではおよそ50KBほどの内容になっていて、締め切り直前で強引にプロットを組みなおしたせいで、後半が駆け足になっています。
そのせいで説明不足、読みづらさを与えてしまったようで、読んでいただいた方には頭が上がりません。
しかし、語り過ぎなかったお陰で良くなった部分も今になるとあるような気がしますので、やはりプロット力が特に足りないようですね。狙った効果を出せなかったものも多数……。
あとタイトルもどうにかしたかったなぁ、1秒で考えたせいでまんますぎる。
最後になりましたが、この作品を少しでも気にしていただいた方に感謝を申し上げます。
しろウィニー
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2010/03/20 23:57:35
更新日時:
2010/04/07 00:24:20
評価:
11/12
POINT:
65
SPPOINT:
46
Rate:
1.50
1. 通常ポイント6点 お題ポイント6 ■2010/03/21 06:34:36
増えて行く香霖堂の非売品は魅力的だなぁ。
霖之助物は何故か受け付けないんだが、これは割となんとかいけた気がする。可愛い魔理沙を書けるのは羨ましい。
2. 通常ポイント8点 お題ポイント5 yunta ■2010/03/21 23:33:36
執筆お疲れ様でした。霖之助が道具の用途を推測していく件などは原作の雰囲気が出ていて良かったです。
またオチも結局非売品になるというのが霖之助らしいですね。お題は確かに詰め込みといった感じですが、
お話としては面白かったです。
3. 通常ポイント7点 お題ポイント5 ワタシ ■2010/03/28 02:38:06
最後の一行が個人的にはとても好きです。
「音が聞こえないビデオカメラ」というのは魅力的ですが、SSでは活かしにくい素材だなぁと認識。
4. 通常ポイント5点 お題ポイント3 藤村流 ■2010/03/30 16:25:13
 途中、文章が切れているところが残念。
 魔理沙がかわいい。
 紫が消していた動画っていうのは、外を映した映像なのかな。
5. 通常ポイント9点 お題ポイント5 じろー ■2010/04/01 14:55:23
魔理沙が撮影している場面は小説でしか表現できないミスディレクションがありましたね。使い方を知らない人がビデオカメラを正確に操作できるはずがないのですから、レンズが対象物に対して正面を向いているとは限りませんね。ただ、文と面識がある魔理沙がカメラのレンズについて知らないというのもおかしいな、と同時に思いましたが些細なことですかね。
それよりも、紫が消した動画が気になります。結局明かされずに終わってしまったのでしたが、あれはいったい何なのでしょう。左利き用であるカメラとなんらかの縁があるのでしょうか。教えて頂けると嬉しいです。
魔理沙が自分を撮った場面の情景は、非常に和やかで優しく、想像すると暖かい気持ちになれて幸せです。
父性本能というやつですかね。魔理沙がとってもかわいいです。

お題の使い方ですが、一気に全部そのまま使うのは少し芸がないかな、と思いました。
確かに描写でそのような情景が浮かぶのですが、これまでの流れがよかっただけにもっとひねれたんじゃないかと、期待を込めて、なんらかの違う使い方ができないものかと思いました。
笑う音というのも、少し情緒的なじゃない気がします。あくまで音として笑い声を認識するように見えて、魔理沙の笑顔が記号的になってしまったように思えます。描きたいことはわかるのですが、伝え方を工夫するとより、魔理沙と霖之助のキャラクターが立つと思います(もちろん、紫もです。。。あ、忘れてませんよ)
と、そんな感想を持ちましたが、整合性のある物語で、自然に頭に入って行きました。
ありがとうございます。
6. 通常ポイント5点 お題ポイント3 八重結界 ■2010/04/02 17:24:22
香霖堂の日常を見ているようでした。
7. 通常ポイント6点 お題ポイント5 静かな部屋 ■2010/04/02 21:05:03
【内容のこと】
 シンプルながら、オチまできちんと書いてあって、良かったです。
ですが、
 魔理沙は、音声が録音できないことを、知っていたはずでは? 幻想郷に、動画を商品の解説に使うという発想は存在しないのではないか?など、気になった点もありました。
【お題のこと】
 「無難」であったとしかいえねーです。あ、「音」は、とても効果的に使われていたと思います
8. 通常ポイント4点 お題ポイント3 飛び入り魚 ■2010/04/02 21:34:23
 自分を一生懸命映してる魔理沙が可愛い。
 キャラクターの、キャラクターというものがにじみ出ています。
9. 通常ポイント3点 お題ポイント3 時計屋 ■2010/04/02 22:56:19
文章が固いというか、ぎこちないように感じました。
お話も起伏に欠けているので、起承転結を意識してプロットを作ってみてください。
10. 通常ポイント4点 お題ポイント3 K.M ■2010/04/02 23:16:49
Wiiコントローラーはもう流れ着いているのか……ドリキャスは妥当だと思いますが。
11. 通常ポイント8点 お題ポイント5 文鎮 ■2010/04/02 23:38:10
さてさて、紫が消した動画の内容はどんなものだったんでしょうか。
恐らくは幻想郷にとってよろしくないものだと思いますが……想像が膨らみます。
ほのぼのと撮影をする魔理沙と霖之助もかわいいですね。
12. フリーレス しろウィニー ■2010/04/07 00:17:18
>>絹
テーマ通り!ということで、勿体無い御言葉の数々ありがとうございます。
少し魔理沙を弱くしすぎたかなーと思ったのですが、可愛く見えたのならいいよね!

>>yunta
まさしく香霖堂を自分で持っている分を読んでから書き始めましたので、原作の雰囲気を感じていただけたのは幸いです。
お題に対するギミックを省きすぎたのは、やっぱりこんぺのコンセプト上まずかったかな……。

>>ワタシ
最後の一文で作品中で最大の印象を与えよう、というのは自分の癖というか趣味なので、上手くいって良かったです。
「音が聞こえないビデオカメラ」、仰るとおり物語の中での使い方はおぼろげにイメージはあるのに、書き出せないという自体に陥りましたw

>>藤村流
文章力とプロット力の無さが垂れ流されていたようでお恥ずかしい……。
紫については、下記参照。
まあ魔理沙が可愛いから良いよね!

>>じろー
まず初めに、拙作に時間をかけて感想を書いていただいてありがとうございます。
>>文と面識がある魔理沙がカメラのレンズについて知らないというのもおかしいな、と同時に思いましたが些細なことですかね。
描写不足、としか言いようがないのですが、一昔前の手持ちビデオカメラみたいに覗き口の方が顕微鏡の覗き口みたいに仰々しい形をしてるもの、とお考えください。ああいう形なら間違える人もいるんじゃないかな、と。
魔理沙って可愛いよな!
お題の使い方については、まさしくひねる余地を残してますね。
あと"笑う音"という言葉の与えるイメージに関しては、考えもしませんでした。ありがたいご指摘。

んで、紫関連ですが、紫の出番は大幅に削られています。(いきなり出てきて、すぐ帰って行くのも"らしく"ていいとは思うのですが)
紫が魔理沙を茶化したり、霖之助との駆け引きを軽くあしらう、みたいなシーンを通して、もう少し紫が何をしてきたのを読者が具体的に想像できるようにする予定でした。
左利き用だったり、都合よく音声に関する機能がなかったり、やけに強引に紫が要望を通したり、と少しだけ原型を残してます。
しかし、30KBという制限もありますが、魔理沙と霖之助の二人への関連が薄く、詳しく掘り下げてもメインの寄り道にしかならないだろう、ということでざっくり削りました。
このギミックを書き直す機会があったとしても、まるっきり形を変えたものができると思われます。というわけで、ここで改めて回答を述べても面白くないし、意味がない、という最大の理由にて疑問に対する答えとさせていただきます。

>>八重結界
香霖堂の日常……からもう少し印象を与えられる作品なら良かったですね。

>>静かな部屋
【内容のこと】
>>魔理沙は、音声が録音できないことを、知っていたはずでは? 幻想郷に、動画を商品の解説に使うという発想は存在しないのではないか?など、気になった点もありました。
ここも自分の頭の中で完結してた悪い例ですね……描写や配慮が足りないなあ。
一応、言い訳タイムということで、『魔理沙はただ遊んでいただけ』というのが回答になるわけなのですが、言葉が足りないというか何というか。
ここで描写不足と実力不足について喋りすぎても、滑稽なのでこれくらいにw
【お題のこと】
無難、無難ですよねー。手を凝り過ぎないようにすると、淡白になりすぎるのは悪い癖だ。

>>飛び入り魚
魔理沙が可愛いければ良(ry
キャラクターが勝手に動く、とは良く聞きますが、むしろ勝手に動いただけになってしまましたね。

>>時計屋
耳が痛いくらいクリティカルすぎる指摘、ありがとうございます。
香霖堂はこんな三人称の方がいいのでは?とか思って、工夫しようとしてみた結果、実力以上の夢を求めてしまったようです。

>>K.M
所謂、FC、SFC、PSなどの普通のコントローラのつもりだったのですが、確かにWiiコンにしか見えませんねw

>>文鎮
書きすぎない方が良いってこともあるよね、と感じました。
東方シリーズで二次創作すると、この二人が一番可愛く書きやすいですね。

>>まとめ
あれ、魔理沙そんなに好きなキャラじゃないんはずなんだけど……
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