Voyage in Dream

作品集: 最新 投稿日時: 2010/03/20 19:58:36 更新日時: 2010/03/20 19:58:36 評価: 11/11 POINT: 62 SPPOINT: 46 Rate: 1.45
「ハロー、メリー元気にしてた?」
「ハロー、蓮子。今何時だと思ってるの?」
「午前八時四十七分二十八秒」
「グリニッジでお願い」
「メリー、宇宙の中では時差なんかとても些細なことよ」
「そうね、宇宙にいるからこそとっても重要なことよ」
「太陽がないから?」
「朝がわからないからよ。時差があるのかどうかも不明だわ」

 受話器から響く、けたたましい声。
 その声の主は、もはや塵どころかミクロの世界。
 メリーの目では、確認はおろか存在さえも見えない。
 よって、相棒の存在を確かめる手段はメリーの耳元で発せられる振動に限られる。
 快適な宇宙旅行を謳う宇宙船、備え付けの電話はなぜか黒電話。
 最新式なのか、レトロなのか判断に困るメリーなのであった。

「こっちは、何時までも雑踏と雑音だらけ。貴女の目が恋しいわ」
「こっちは、何時までたっても静かすぎる。貴女の目は此処じゃ役に立たないわ」
「地上から観測しなきゃね。あのときは、月へ行こう! なんて息巻いてたけど私にはやっぱり此処が合ってる」
「蓮子は、めんどくさがりだからね。義務であっても動かない」
「ひどいひどい。メリーなんか、私をおいていってしまったくせに!」
「人聞きの悪いことを言わない」

 他愛もない雑談。
 どこにでもある、価値を必要としない会話。
 メリーにとって、それは何よりも価値あるものだった。
 少なくとも、今だけは。
 
「メリー、寂しくはない?」
「ステーションまでの、辛抱よ。貴女の声も聞けるし」
「それはそれは、恐悦至極」
「蓮子、宇宙には空気がないわ」
「そうね。前世紀には、すでに世界の常識よ」
「ええ。今、蓮子の声以外には何もないの」
「ふうん」
「鳥のさえずりも、眠くなる教授の声も、貴女のデリカシーのないドアを開け放つ驚きも」
「最後、関係ないわよね」
「大ありよ」
「いいじゃん、日常のサプライズ」
「不法侵入って知ってる?」
「友人の家よ」
「じゃあ、私にも適用されるわね?」
「えっ」

 メリーは、静かに笑う。
 蓮子が、受話器の向こうで息を飲むことがわかったからだ。
 つい先日までのことが、とても懐かしい。
 顔をつきあわせて、気持ち悪い目で見つめ合っていた時間。
 過去は、美化される。
 もしくは、トラウマの拒否。

「メリー、あなた今笑ったでしょ。それも、嫌らしくくすりと小さく」
「知らないわよ。自分の笑った顔なんか、鏡でもなければわからないわ」
「それもそうね。蓮子、笑ってみて」
「にこっ」
「暴力振るうわよ」
「おっ。超能力? 未知のパワー? 宇宙で目覚めちゃった?」
「言葉の暴力」
「ひどい!」

 メリーは、受話器を一度耳からはずして外を見る。
 変わらず、漆黒の風景。
 その中に、絵の具を飛沫いたような星が煌めいていた。
 故郷から、古い町から、あの日からどれほど進んだのかもわからない。
 
「ねぇ、蓮子」
「何よ、メリー」
「宇宙が新たなフロンティアなんて、誰が言ったのかしらね?」
「君だよ、メリー君」
「きっと、宇宙を全く知らないからそんなことが言えたのね。貴女みたいに」
「……メリー、怒ってる?」

 メリーは、窓の外を見る。
 変わらず、黒と白のコントラストが続く。
 無重力の奇妙な浮遊感にたゆたいながら、雲を掴むような会話が続く。
 電話に表示されている時間は、まだ起床には早い。
 日も昇らない、朝が来る。
 
 
 

☆☆☆




「メリー、これ当たったわよー」
「懸賞?」
「うん、月面旅行」
「え?」

 数ヶ月前。
 マエリベリー・ハーン宛に、分厚い封筒が届いた。
 差出人は、某大手商社。
 しかし、受取人本人には全く覚えがなかった。
 応募しようと思って宛先をメモにとり、そのまま忘れるのが彼女である。
 今回は、そのメモどころか月面旅行の懸賞のことすら知らなかった。
 人形のような顔をする相棒に、蓮子は喜々としながら告げる。
 
「倍率すごいと思うのよねー。なんてったって、今話題の月面にいけるツアーだし」
「えーと、もしかして私名義で勝手に?」
「そうだけど」
「メリーパンチ」
「痛い! 何するのよ!」
「いややわー蓮子はん、うちが日本語わからんの忘れてますのー?」
「メリーさん?!」
「ところで、当たったのになんでうな垂れてるの?」
「見ればわかるわ」
 
 封筒の中には、祝いの文書とさまざまな注意事項。
 そして、誓約書と一人分のチケット。

「あら?」

 一人分の、チケット。
 メリーは、くず折れる蓮子に向き直る。
 蓮子は、泣いていた。
 
「そうよ、なんで私の名前で二枚出さなかったのかしら。メリーなら、日本在住の外国人でペアくらいとれるかなーと思ったけど、まさか私十のメリー一でこんなことになるなんて思ってなかったの。ねえ、悪いのは私? 私悪い子?」
「蓮子、落ち着いて。ほら、飴ちゃんよ」
「メリー、これすっぱい」
「黒酢だからよ」

 蓮子が落ち着くのに要した時間、約十分。
 きっと、封筒が届いた時点から計測すればさらに長い。
 
「……まぁ、蓮子が言っていいわよ。行きたかったんでしょ?」
「ばか! ばか! 私一人行ってどうなるのよ!」
「でも、こういう機会でもないと行けないわよ? 資金が足りないもの」
「いいえ、そうじゃないの。メリーには、先行調査をお願いしたい!」
「……は?」
「きっと、月面には結界暴きより……もしかしたら月には兎は存在するのかも」
 
 涙をはらはらと流しながら、メリーに訴えかける。
 そして、取り出したるは月に関する伝承の書類の山。
 かぐや姫から天文書まで、古今東西節操なし。
 読み込まれた風のある、水兵服の少女マンガまで。
 意味、あるのかしら。
 
「メリーが安心して、ミステリーを探せるように私がサポートするわ!」
「えぇー……」




 また、さらに数週間後。
 メリーは、懸賞主催企業本社の一室にいた。
 他には、数人の見知らぬ人。
 メリーと同様に、懸賞に当選した幸運の持ち主なのだろう。
 
(壮大な蓮子の悪戯じゃ、なかったのね)

 ここに至るまで、メリーはまだ信じきれていなかった。
 一掴みの人間にのみ可能な、宇宙旅行。
 皆緊張しているのか、口を真一文字にして固まっている。
 メリーは、企業の玄関までくっついてきた蓮子が迷惑かけていないかが懸案事項であった。
 
(きっと、終わるまで待ってるに違いないわね。わざわざスーツまで着て、堅苦しいったらありゃしない)

 ぼんやりと、メリーが思考を続ける。
 他称気持ち悪い目も、開いてはいるが何も映してはいなかった。
 幻想とは、対極に位置するビル街の真ん中。
 結界の解れはおろか、気配さえも存在しない。
 秘封倶楽部にとっては、最も関わりあいになることはないであろう。
 評判の喫茶店でもあれば、別の話。
 
「皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございます」

 説明会が始まった。
 
 
 
 
「で、どうだった? どうだった?!」
「蓮子、近い。キスの距離よ」
「しましょうか?」
「ひっぱたくわよ」

 説明会は、退屈なことこの上ない。
 正直、大学の講義の催眠音波のほうがまだマシと言える。
 
「これからのスケジュール。注意事項、その他もろもろ。他には、健康診断とか体力検査とか記念写真とか」
「記念写真?」
「社の広報用ですって。わかってはいたけど、宇宙事業参入のための広告塔ね」
「ぶっちゃけ、効果あるの?」
「さぁ? そっちのことは、よくわからないもの」
「メリーは、見た目いいからねえ」
「褒めてる?」
「褒めてる」

 京都に戻り、四条烏丸の通りに面した喫茶店。
 秘封倶楽部の、定例会合会場のひとつである。
 単なる常連、とも言う。
 本日は、気温が高いためにオープンテラス。
 
「宇宙に行くという点で、安全のために守ること云々。っていうことがメインね」
「それは、つまらなさそうね」
「せっかくスーツでいったのに、簡単な健康診断もあったわ」
「お、本格的。それっぽいのはなかったの? あの、ぐるぐる回る奴」
「宇宙ゴマね。ああいうのは、船外活動のためらしいわ。私たちは、無し」
「それは、つまらないわね。Gで圧縮されたりしないの?」
「さぁ? 死にはしないと思うけど」

 蓮子は興奮し、メリーは淡々としている。
 落選した蓮子のように、自分で応募したのならもうちょっと関心を持てたのだろう。
 もちろん、行きたくないわけではない。
 そのために、二人で月へ行くという秘封倶楽部の目標を立てた。
 一人では、ただの旅行だから。
 ゆえに、メリーは完全に割り切っていた。
 ただの旅行であると。
 

 
☆☆☆



 再び、場面は宇宙船内。
 外の様子は変わらず、星が流れていく。
 メリーは、それをぼんやりと眺めていた。
 
「メリー、メリー?」
「ごめんなさい。ちょっとボーっとしちゃった」
「大丈夫?」
「うーん、あんな漫才してたのがずいぶん昔に感じちゃってね」
「時間の流れが違うのかしら?」
「かもしれないわ。貴女の目も、役に立たないかもね」
「やだなぁ。それじゃ、ただの女の子じゃない」

 時計は朝でも、メリーにはそれを感じることが出来ない。
 当たり前の朝日も、当たり前の空も。
 ここには、存在しなかった。
 デジタルの表示がなければ、時間の流れすらもわからない。
 メリーはそのことを感じた時、寂寥の思いが押し寄せた。

「ねえ、蓮子」
「なぁに、メリー」
「今、貴女の近くに誰かいる?」
「やきもち?」
「答えて」
「……隣の部屋のスピーカーがうるさい。大家さんに抗議しようと思ってるところ。窓の向こうには、洗濯物が風に乗って逃避行。あとは」
「ありがとう」
「あ、もういいの?」
「ねえ、蓮子」
「なぁに、メリー」
「今、こっちは起床前よ。個室で、外を眺めてるわ」
「うん」
「此処は、迷惑な隣人も空飛ぶ洗濯物も、それを飛ばす風さえもないわ」

 伝えるものはスピーカーの振動、数万キロ越しの会話。
 伝うはずの糸もなく、やもすれば幻のような会話。
 メリーは、それを少なからず愛しく思う。
 隣にいるかのように会話をしていても、電話の先は千里よりも遠い。
 
「二人称がないのよ」
「メリー、わかりやすく」
「……『you』がないの。アパートの部屋に閉じこもったまま、海の底に沈められた気分」
「ふぅん」
「気持ち悪い目を持っていても、秘封倶楽部の活動で白い目で見られようとも」
「ちょっと待って」
「気づいてなかったの? ま、過ぎた事よ。ともかく、ここは孤独なの」
「今、私もすごく孤独な気分よ……」
「喉を過ぎるまで、頑張って」
「わかった……蓮子頑張る」

 メリーは、想像する。
 蓮子は、喜怒哀楽を目一杯表現しながら安アパートの床を転げまわっている。
 ドタンバタンという音から、かなり激しく動き回っていることがわかる。
 理知的に、好奇心を湛えてオカルトトークを繰り広げる蓮子は何処へやら。
 それに乗って、メリーは引っ張りまわされる。
 たった半日前には、それが日常だった。
 朝と夜が入れ替わっただけなのに、それは手の届かない場所に。
 声だけでは、足りない。
 膨大で曖昧なこの宇宙は、メリーの心に一つの感情を呼び起こす。

「未知の何かを探すにしても、一人じゃ心許ないわ」
「私の目が必要?」
「ええ、貴女が必要ね」
「メリー、今寂しい?」
「ええ、とっても。きつけ薬のようね」
「じゃあ、何かしてあげましょうか?」
「そうね………」

 お互いの言葉が尽きて、一瞬の静寂。
 そして、メリーが願いを思いついた時、
 
―――ピピピ、ピピピ。

 アラームが鳴った。
 
「……起床時間ね」
「そっか、じゃあ秘密の会話はここまでね」
「次は、うまくいけば月面からね」
「いい報告を待ってるわ。マエリベリー隊員」
「マエリベリーなんて呼ばれたの、いつ以来かしら?」
「少なくとも、星が生まれるよりは短いわ」
「そうね……」
「……で、ご注文は?」
「笑顔を一つ」
「……見えないわよ?」
「いいのよ」
「……はい。にこり」
「タイムアップ。ありがとう。ばいばい、蓮子」
「ばいばい、メリー。良い旅を」




☆☆☆




「なんていう会話なんか、ロマンチックだと思うのよ」
「蓮子、貴女はロマンチックの定義について思索したほうがいいと思うわ」
「なんでよ」
「胸に手を当ててみればいいわ」

 場所は変わり、金閣寺前の喫茶店。
 二人は、観光客も知らない穴場から通りを眺めていた。
 観光客すし詰めのバスが、ひっきりなしに往復している。
 
「我々が憧れた、月面よ? 会話だって、それ相応のものじゃないと」
「妄想の産物で、私はそんな夢見る乙女扱いなのね」
「夢から筍を持ってきた、メリーにはぴったりでしょ」
「妄想よりは、利益があったでしょ」
「メリーのバカ! いつから現実主義者になったのよ!」

 伏せて泣く蓮子に、冷ややかなメリー。
 傍から見れば、痴話喧嘩もいいところ。
 秘封倶楽部の、日常。
 
 
「で、今日の議題は何なのよ。レポートも終わってないっていうのに」
「ふふん、これよ」

 取り出したるは、茶封筒。
 大きさそれなり、角二号。
 胸を張る蓮子は、メリーの鼻っ柱にそれを押し付けた。
 
「どうよ!」
「近すぎて見えないわ。もうちょっと離して」

 封筒には、某有名食品企業の文字。
 メリーが疑問を口にする前に、蓮子は封筒の封を破り開ける。
 諸外国では好まれる開け方と言われているが、静かな喫茶店にはそぐわない。
 他の客がいたら、追い出されていたことだろう。
 
「じゃーん」
「……当選おめでとうございます。ヨーロッパ五泊七日の旅」
「そうよ、ちゃんと私名義で! 私の名義で!」
「当たり前じゃない」
「そう、私は妄想に打ち勝ったのよ!」

 ついに、蓮子は立ち上がって勝ち鬨の声を上げる。
 マスター以外には店内に誰もいないことに、メリーは安堵した。
 このテンションの蓮子を、止める自身が無かったから。
 
「聞いてる?」
「聞いてるわ。聞いてるわよ。聞こえないはずが、ないじゃない」
「で、一ヵ月後に行こうと思うのよ。ゴールデンウィークくらいに」
「異論はないけど、どうせやること決まってるんでしょ?」

 メリーは、苦笑する。
 聞かずとも、帰ってくる答えは同じなのだ。
 秘封倶楽部の至上命題。
 オカルトサークルの、本領発揮。
 
「秘封倶楽部活動記録、其の…………百くらいを記念して海外での活動を行います!」
「わーい」
「テンション低いわねえ」
「前置きのせいよ」
「ふむ、じゃあもっと面白いのを考えておくわね」
「ふふ、期待してるわ」

 はしゃぐ蓮子を横目に、メリーは微笑んだ。
 気味の悪い目を持つ者同士、一人ではないということに何度救われたことか。
 メリーは考える。
 もし、蓮子の想像のようにまた一人となったらどうなるか。
 
(悔しいけど、やっぱり頼っちゃいそうね)

 無論、それを表に出したりはしない。
 切り札と弱みは、隠しておけるメリーである。
 とりあえずは、蓮子の提案に乗ることにした。
 その方が、楽しそうだったから。
 
「で、具体的なプランは?」
「そうね、イギリスあたりが狙い目だと思うのよ」
「言葉は?」
「メリーさん、よろしく!」
「……まぁ、いいけど」
「今から、私の家で練りましょうよ。烏丸でガイドブックとか買って」
「そうね、これ以上マスターに迷惑かけるわけにいかないし」
「え?」
「椅子から下りなさい」
「あ」

 お立ち台状態になっていた蓮子を、椅子から下ろして店を出る。
 春も近くなってきた新京都は、観光客で埋め尽くされた。
 行き交う雑踏を掻き分けて、彼女たちは行く。
 まだ見ぬミステリースポットと、その向こう側を求めて。
 
 
 秘封倶楽部の活動は、今日も続く。

 
月面旅行(妄想)な秘封倶楽部でした。
お題にはダブルミーニングをかませてみましたが、うまくいっていたでしょうか?

月面旅行なんて、現実ではいつになるかわかりませんが行けるならば一度行ってみたいものですね。
海外にも行ったことないですけど。

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
タ々ル
http://hitchone.blog62.fc2.com/
作品情報
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最新
投稿日時:
2010/03/20 19:58:36
更新日時:
2010/03/20 19:58:36
評価:
11/11
POINT:
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SPPOINT:
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Rate:
1.45
1. 通常ポイント7点 お題ポイント8 ■2010/03/21 03:57:31
少し待っていただきたい。
切ない月面旅行を行っている様子が頭に浮かび、夜明けの口笛吹きのトトとクリシュナの関係を思い浮かべたらこのオチかよw
でも、自分以外という意味でのきみを使ってるのはここまで読んできて初めてでした。
外国旅行編楽しみだなぁ。
2. 通常ポイント6点 お題ポイント4 ワタシ ■2010/03/26 01:24:26
秘封の他二作と合わせて、結果的に一つの流れになっているのは良いのか悪いのか。
会話のテンポが二人らしくて良かったです。
3. 通常ポイント7点 お題ポイント4 じろー ■2010/03/28 11:12:27
なんという夢オチ…肩すかしをくらいました。人類の夢である月面旅行と、蓮子の夢というダブルミーニングという意味ですかね。なかなかおもしろかったです。ヨーロッパに落とし所をもってきたのもちょうどよかったですね。

なんとなく蓮子的には、メリーがいなければ、どこでもyouがないわ。とか言いそうですね。はい、妄想です、すみません。蓮子かわいい性格ですよ。
宇宙的な意味で、音のくだりを使って、オチにお題を入れ込めれば、さらによかったと思います。
4. 通常ポイント5点 お題ポイント3 ぶるり ■2010/04/01 17:55:57
 面白かった。秘封倶楽部の二人がうまく描き出せていたように思います。
 こういう距離感は好きです。まるで遠距離恋愛みたい。
 きちんとラストもまとまっていて、読後感も良かった。
 ダブルネーミングもしっかり決まっています。一言で言うなら、上手いです。

 お題は…… 薄いですね。さらっと文章中に登場してるのは見事なのですが。
 お題、と言うほどの使い方ではないような気がします。
 本文は面白かったですが、お題点は少々低め。
5. 通常ポイント7点 お題ポイント3 八重結界 ■2010/04/02 14:46:33
どこへ行くのかよりも、誰と行くのか。
どれだけ好奇心をくすぐる場所であっても、隣に居て欲しい人がいなければ楽しくないということか。
素晴らしい秘封倶楽部でした。
6. 通常ポイント4点 お題ポイント5 静かな部屋 ■2010/04/02 20:33:52
【内容のこと】
 宇宙空間と、地上という、二つの世界に居る二人の会話が、とても幻想的というか、噛みあってない感じが素敵でした。
【お題のこと】
 「おおおお!」ってなるような、驚くべき使い方こそありませんでしたが、きちんと消化できていたと思います。
7. 通常ポイント5点 お題ポイント4 飛び入り魚 ■2010/04/02 21:45:31
 秘封倶楽部の世界には夢がある。夢があって、夢がない。
 そんなテイストが引き継がれていたように思います。
 ノリよく、時にしんみりと居心地の良いSSでした。
8. 通常ポイント5点 お題ポイント1 時計屋 ■2010/04/02 22:21:38
宇宙旅行とはなんとも浪漫溢れるお話でした。
秘封の二人の会話も微笑ましかったです。
9. 通常ポイント7点 お題ポイント7 Ministery ■2010/04/02 22:35:06
完敗。してやられた。
素敵な掛け合いでした。Bon Voyage!
10. 通常ポイント3点 お題ポイント2 K.M ■2010/04/02 22:53:29
グダグダな会話がなんとも。
11. 通常ポイント6点 お題ポイント5 文鎮 ■2010/04/02 23:29:20
近未来が舞台の秘封倶楽部はSFが似合うなぁ、なんて思って読んでいたらまさかの妄想オチ。
ここは月面旅行で通して欲しかったかも。しかし、あとがきを読んでから題名を見ると、なるほどとうなずけました。
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